自分は去年まで「ふるさと納税と言えば地方に納税して返礼品をもらうだけじゃないの?」くらいにしかふるさと納税の事を理解していなかったが、今年に入ってそのお得さ加減を知って、後悔の波が怒涛のごとく押し寄せてきたのである。
実は、ふるさと納税とは端的に言うと2,000円ポッキリで何万円分もの商品をゲットできる制度。と言い換える事ができる制度。しかも裏やリスクなど何もない正真正銘政府の政策なのだ。
所得税の増税、住民税の増税、厚生年金の値上げ、社会保険の値上げ、介護保険の値上げ、そのほか酒税、ガソリン税、の増税・・・ろくな事をしていなかった日本の政府が打ち出した数少ない素晴らしい政策のうちのひとつと言えるだろう。ちなみに近年で自分的にコレは素晴らしいと思ったのは「ふるさと納税」と「新NISA」の2つだ。
それにしても、ふるさと納税・・・なぜこんなにお得な制度を利用していなかったんだろう。
2008年に始まったこの制度は現在2024年現時点で約16年も経っている。毎年何万円もチャンスを逃していたと考えると悔しすぎて枕を涙で濡らすしかないのである。
という訳で、ふるさと納税がいかに得なのか、どうやってふるさと納税をやるのか等を簡単に説明させて頂きたい。
ふるさと納税は何故お得なのか
ふるさと納税を使って今年分の所得税と来年分の住民税を先払いする。支払った税金の額から2,000円分だけ実費負担になるが、その2,000円で自治体の素晴らしい返礼品をゲットする事ができるという仕組みだ。
返礼品を例えるならカニ2kg、いくら500g、高級メロン2玉、ブランド肉1kg、辛子明太子1kg・・・これら全てまとめて2,000円で購入できるとしたら如何だろうか?
これが、ふるさと納税の醍醐味であり超お得な理由なのである。おそらくカニ2kgだけで2,000円は余裕で超過するので本当にこのお得さは尋常ではない。
ホリエモンが「ふるさと納税をしない人はバカだ」とまで言わしめた事もうなずける。
(去年まで自分もバカだった訳だが)
ふるさと納税の流れ
まずは、ふるさと納税の流れについて説明しよう。おおまかには下記の様な手順で進める事になる。
1、納税をする自治体(または返礼品)を選ぶ
2、上記の自治体が決まったら納税(返礼品の注文)をする
3、自治体からワンストップ特例申請書や関連する書類が郵送で届く
4、届いたワンストップ特例申請書の返送、またはオンライン申請、確定申告のどれかをする
5、自治体から返礼品が届く ※上記の申請が完了しなくても返礼品自体は先に届く事がある
普通のサラリーマンで給与収入以外に収入が無い人の場合、会社から年末に案内される年末調整を行えば2月に税務署へ行って確定申告をする必要がない。
本来であれば、ふるさと納税を行うと確定申告が必要なのだが(これをしないと所得税、住民税の控除が受けられない)、その煩わしさを払拭したのがワンストップ特例だ。更にその手間でさえ面倒な人にはオンライン申請という家にいながらにして数分で処理が完了するという手法もある。
ふるさと納税をやってみる
では、実際にふるさと納税を行う例をご紹介しよう。
まずは自分が欲しい返礼品を探す所からスタート。探す方法は楽天市場、さとふる、ふるなび等のサイトを利用するのが良いだろう。
楽天経済圏の人は楽天市場のふるさと納税サイトがオススメ。自分もそうだが普段のネット通販と同じくらいの手軽さで、ふるさと納税を楽しむ事ができるのだ。

そして、注文が完了してから数週間後に・・・ふるさと納税を行った自治体から下記のような封筒が郵送で届いた。毎年2月頃に実施する確定申告をするのが面倒な人は、この封筒内にある書類に必要事項を記載し身分証明の書類を添付して返送すればOK。書類の返送すら面倒な人はオンラインで完結する方法もあるので、手軽にふるさと納税を行う事が可能となっているのだ。





返礼品が到着






ふるさと納税の注意点
メリットしか見当たらないふるさと納税だが、メリットのある所には必ずデメリットもある。ふるさと納税のデメリットというか注意点は下記の通りなので、実際に申請する前には必ず目を通しておいて欲しい。
・自分が住んでいる自治体には、ふるさと納税の申し込みができない。
・ふるさと納税には金額の上限がある。
・ふるさと納税で寄付する自治体に上限がある(確定申告をしない場合)
・生活に余裕がない人は無理しなくていい。
・ふるさと納税は自分の名義でないと税金が控除されない(家族でもダメ)
・そもそも税金を払う義務のない人には意味がない。
まとめ
政府が実施する色々な政策の中でも、突出してお得なのが「ふるさと納税」だ。人によっては手続きが少し面倒に感じるかもしれないが、それ以上に得るものは大きいし、忘れた頃にやってくる豪華な返礼品は思いのほか嬉しいサプライズになり、人生が少し楽しくなるだろう。
本当にお得が嫌いな人でなければ、ぜひともふるさと納税を楽しんで欲しいと思う。